月別アーカイブ: 2006年5月

コロンブスの卵

基準発振器とオシロスコープで VCO チューニング。
なるほど!と思いました。チューナーもいつか欲しいけど、こっちだと用意するものも少なくすぐやれそうです。(5才児の餌食になって消えた440Hz発振器付きメトロノームを探すだけ)

— 引用開始
From: Ian Fritz
Date: May 28, 2006 10:49 PM
Subject: [sdiy] VCO tracking w/o counter
To: synth-diy ML

>On 2006-05-26 20:47 -0500, Paul Schreiber wrote:
>
> > You *cannot* tune a 1V/Oct input (VCO, etc) with a scope. You
> > need a frequency counter.

I’ve done it without a counter, as follows:

1. Mix a 440Hz pulse (from a xtal-oscillator timebase) with the VCO signal
and feed it to a scope.

2. By looking for stable beating patterns, set the VCO to various
octaves: 110Hz, 220Hz, 440Hz, 880Hz, etc.

3. Measure the control voltage required to get the VCO to each of these
frequencies.

4. Adjust tracking controls as usual to get 1 V/Oct.

:-)

Ian

LFO ディレイの回路図

LFO ディレイの回路図やっと書きました。

lfo-delay-cv.png

鍵盤左手モジュレータから受け取った CV をバッファする機能とゲートトリガーを受け取ったら一時的に CV を落とす機能を持っています。LFO の深さコントロールは簡易的な VCA でやる予定です。

追記:うっかり参考にした回路図の出典を書くの忘れました。masa921さんの LFO Delayです。(ありがとうございます)

続きを読む

555 の父

以前 555 の設計者ってどんな人なんだろう?と書いたことがあるのですが、synth-diy ML で話題になってました。Hans Camenzind という方だそうです。

http://www.arraydesign.com/experience/index.html
エレクトロニクス殿堂入りですって。そんなのあったんだ。

アナログ震世界でちらっと話題になったことのある 8038 の設計者でもあり、そちらも ML で語られていますが、えらく評判悪いです。なんでだろう?

Hans さん Designing Analog Chips という本を出しているそうです。
ここからダウンロードできます。
http://www.arraydesign.com/downloads/index.html
見ると、ああ、また読みたくなってきてしまった。(無理無理)いや、通勤電車の中で読む、という手が…

やりたいことをちょっと整理

次の仕事が立ち上がってさらに手が遅くなっている今日このごろ
やりたいことが多くて頭が混乱してきました。
ちょっと整理してみます。
ここを読みに来てくださる皆さんには、なんのこっちゃ、で申し訳ないのですが、
今やここが自分用のメモ置き場にも最適なのですすみません。

続きを読む

いまさら DesignWave ADuC7026

ここしばらく仕事の谷間モードで、ラリーのサービスステージのように全速で(ええ、こんなに遅いんですけど全速)シンセ製作を進めてきたのですが、そろそろ次の仕事が立ち上がり、平日の作業はだんだん苦しくなってきました。今日も配線着手の気力がなく、気晴らしにずっと寝かしてあったデザインウェーブおまけのマイコン基板の使い方をいまさらですが学習してみました。(プという笑いが聞こえてきそうです :-)

led-blink.jpg

はじめてのマイコンなのでおっかなびっくりです。

続きを読む

シンセサイザーと電子楽器のすべて

誠文堂新光社 1981年
今泉清暉,泉たかし/編
243ページ

synth-and-einst.jpg

本はあまり捨てないたちで、参考書も多くは20年前から持っているものをそのまま使っているのですが、なぜか一番気に入っていたこの本を紛失してしまい(5年前はあったのですが)、悲しい思いをしていました。しかし某所より借りることができました。

「電子展望」という雑誌の別冊だったように記憶していますが、そういう記述は見つけられませんでした。若干改定があったのかもしれません。

続きを読む

LFO ディレイ部実装

LFO ディレイを実装しました。配電盤を間借りです。gate 分配器も兼ねてます。CV分配も載せる予定。それ入れるとスペースがぎりぎりになりそうです。

lfodelay-board.jpg

左上に見えるのはジャンパースイッチの代用品です。LFO CVは本番ではコントローラから受けますがまだ作っていないので調整用に基準電圧がかけられるように作りました。ジャンパースイッチを外すと基準電圧が切り離されます。(便利)

ジャンパーが多いのが美しくない代わりに配線は楽でした。清書した回路図は次回掲載いたします。

動作確認の様子。
lfodelay-test.jpg
治具スク(VCOスク)の出番!

Electronotes

調べ物をしていたら、Electronotes というニューズレター出版社を見つけました。

http://electronotes.netfirms.com/

音楽合成やその関連技術の専門誌で、すでに休眠状態に近いようですが、70年代から発行している膨大なバックナンバーはほとんどすべて残っており注文すればコピーが購入できるそうです。

内容のほんの断片がネット上でも見られますが、
http://home.att.net/~synthsource/ens76/vco1.htm
これは、濃いです。よ、読みたい。

新しめの巻ではデジタル合成のことも書かれているそうで、こちらも面白そうです(デジタル合成もいつかやってみたいバーチャルアナログには興味ないが)

「全部入りパッケージを注文すると$300でこいつが一番お買い得ですよ」ですって。た、確かに量を考えると安いが、金額の絶対値は安くないです。しかし両面印刷で6000ページで積み上げるとフィートの高さって…運送が大変だし家に届いたときの家族のあきれた視線が目に浮かぶようです。

敷居が高いなー。

LFOディレイ + VCO コントロール部

LFOディレイとそれを受ける VCO コントローラのおおまかな設計を決めました。非常に見づらいですがこんな感じ。

lfodelay-rough-design.jpg

仕様は、
– モジュレータから depth CV を受ける。0-3V
– ディレイつき

また余計なこと(第1項)を考えて回路が増えてしまいました。なんかごてごてしてきました。

続きを読む