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DR-110 の駆動パルス

DR-110 の回路図は以下ののとおりです。

この回路では、ドラムセットの各パーカッションに 1 ms の負のパルスを入れればタイコが鳴るようです。オシロスコープをあてて、信号が回路図の説明通りに来ているか確認しました。

以下はバスドラムの入力パルスと出力波形です。

Blue: Input pulse, Red: Output
Blue: Input pulse, Red: Output

パルス幅は約 1.3 ms のようです。

以下はスネアドラム

Blue: Input pulse: Red: Output
Blue: Input pulse, Red: Output

ハンドクラップについては、入力パルスだけとりました。

Blue: CP I, Red: CP II

これはバスドラムをシミュレーションした結果です。ほぼ同じ波形が出ています。

パルス幅を細くすると出力が小さくなります。

パルス幅を広くすると出力は大きくなりますが、歪みが出てしまうようです。

DR-110 の改造

またしばらく何も作らないでいましたが、年も明けたしなんとか再開したいです。感覚が完全になまっているので、あまり難しくないものから始めようと思います。まずは死蔵している Boss DR-110 の改造から。液晶も死んでいるのでもうリズムのパタンが読めません。スイッチも半分ぐらいは接触不良になっています。かわいらしい筐体なのでこれを使えるように直すのも楽しいかもしれませんが、液晶が直るかどうか不明ですし、なにより覚えられるパタンの量が少なすぎて、実際に使うには無理な気がするので、もう割り切って音源基板だけ生かして MIDI で鳴らすことにします。

DR-110 は A, B, C, D と四つのパタンのバンクがあって、それらをつなげてソングという曲パタンを作れます。が、液晶が駄目になっているので打ち込みができません。ただ、バンク CとD はプリセットのパタンなので打ち込まなくてもリズムを鳴らしてくれます。こんな音です。懐古的かもしれませんけど、やっぱり好き。独特の湿り気のあるハンドクラップや、本物には全然似ていないけれども別の音として素晴らしいシンバル、たまらないです。

DR-110 Patterns (Bank C)
DR-110 Patterns (Bank D)

中身がどうなっているか調べながら作業を進めてゆこうと思います。