月別アーカイブ: 2008年6月

くろちゃんを修理中

最近とんとブログの話題に登らないくろちゃん (旧名BPM) ですが、最近あまり弾かないせいか不調に陥っています。
というわけで修理中です。

もともとくろちゃんは、音にメリハリがなくおとなしいなあ、VCOが多いのにもったいないと思っていましたが、今回あれこれさわって、何がいけなかったのか、なんとなくわかってきました。

それは、

モジュレーションのかかりが浅い

というのが問題だったようです。モジュレーションがあんまりかからないのでメリハリが出ないようなのです。
中に使っているOPアンプチップとか、VCOのジッタとか、そういう瑣末な問題にとらわれすぎていました。(実際には瑣末とも言い切れないところもありますが)

やっぱり音は装飾以前に骨格が大事だと、わかっているつもりでやっぱりわかってなかったなー、と、反省。

そういうわけで、今回の修理では、少しパラメータも直そうと思ってます。

Synthesis Tehcnology からの CEM チップ供給終了

MOTM シンセサイザーキットを販売している Synthesis Technology http://www.synthtech.com/ は、古いアナログシンセに多く使われている CEM チップの一大供給元としても有名です。

ですが、Synthesis Technology の Paul Schreiber さんから、ほぼ全ての CEM チップの提供を終了したとのアナウンスがありました。

なんでも、チップの権利を持っている(と文脈から思われる)Doug Curtis (On Chip Systems) さんとの契約がなくなったとのこと。
契約でカバーされていないICは販売継続とのことです。

以下 Synth-DIY ML のアーカイブから
http://dropmix.xs4all.nl/pipermail/synth-diy/2008-June/007670.html

これで、CEMチップの入手が一段と難しくなりそうです。
私が使っている Prophet-600 も CEM チップの塊です。故障したらやっかいなことになりそうです。

「シンセサイザークロニクル」発表

前記事で紹介した学研大人の科学の増刊号の発売が発表になりました。

学研大人の科学特別編集「シンセサイザークロニクル」
2008/7/30発売予定 予価:3,200円(税別)
ふろく:GAKKEN ANALOG SYNTHESIZER SX-150
http://otonanokagaku.net/magazine/special2/index.html

シンセの設計に関しては、もうできることはほとんどなくなりました。あとは一人でも多くの人に楽しんでいただけたらうれしいなと思います。