次の一歩

今回の MTM03 は、Analog2.0 にとって、ひとつの区切りと考えていました。

そろそろ、「開発」はおしまいにして、リリースのための整備を中心にがんばろうかなと思います。

かといって、シンセ作りはこれでいい、完成形、と思っているわけでは全然ありません。
むしろ、まだやっとスタートラインに立ったぐらいにしか感じられません。

そこで、次のシンセ開発のためのプロジェクトをぼちぼちと開始してゆこうかと。
名前だけはかねてから決めてありました。

ええと、 Analog III  てな名前です。

Analog2.0 では、「作りやすさ」を重視していたので、例えば基板が大きめに作ってあったりと、実は複雑なものを作るのにはあまり向いていないのです。それで、システムの規格から一度考え直そうかなと思っています。

大きさのほかにも、VCO、VCF、VCA というようなモジュールのくくりも少し窮屈に感じられるようになってきました。もう少し自由度の高いモジュール構成ができる仕組みも欲しいと考えるようになってきました。

もひとつ、楽器としてさらに良いものを作ろうとすると、もうコントローラと切り離しては考えられないようになってきました。

それで、Analog2.0 では、パネルをプラットフォームとして考えていましたが、Analog III では「楽器」をプラットフォームとして考えるようにしようかなと。

具体的には、「鍵盤楽器」と「管楽器」で開発を進めようと思っています。

鍵盤楽器は、鍵盤の部分の完成度は、これはもう今の技量では手に負えないです。Yamaha DX7 をベースにしようかと考えています。

管楽器は、WX5 か、もしかしたら EWI 3020 をベースに。

どちらも音源基板は共用しようかと考えています。プラットフォームの改良と音源基板の改良を並行して進められるように、ある程度はモジュール化すると思います。プラットフォーム自体もモジュールとして扱って、改良が必要になったら差し替えられるとベストですが、まだ具体的な形を思い浮かべているわけではありません。

鍵盤をはやくやりたくてウズウズしていますが、まずは管楽器からはじめたほうがよさそうな気がしています。
管楽器を進める間に、DX7 鍵盤の仕組みをじっくり研究しようかな。

頭の中をいろんなもやもやがいっぱい渦巻いていますが、ぶらしてはまずそうな部分をまず固定化してしまおうと、文章にしてみました。

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