とりあえず動くには動くようなので、まずは中を開けずに、動かしてみて状態を確認します。
システムの構成
- A-110 VCO x2
- A-145 LFO
- A-118 Noise + Random Volt.
- A-138 Mixer
- A-120 VCF1
- A-140 ADSR x2
- A-132 Dual VCA
- A-190 MCVS
全体
ぱっと見て、筐体や基板などに破損はないようです。全体的に、ジャックの接触が悪く、パッチコードをさしても接続がうまく行かないことがたびたびあります。
それでは、個別モジュールを見て行きましょう。
A-110 VCO
- 【正常】
- – 二基とも、発振はしています。
– 全波形出力しています。
– ピッチ、PWM ともに外部 CV はかかります。 - 【異常】
- – 両オシレータともに、レンジの切り替えは、オクターブになっていません。
– 両オシレータともに、レンジの最高の二点まで上げると、逆に周波数が落ちてしまいます(仕様?)
– 左側の VCO は、MIDI/CV からの CV を受け付けていないようです
– 右側の VCO は、MIDI/CV からの CV を受け付けますが、レンジが狂っています(オクターブが出ません)
– どちらのオシレータも、LFO の周期に合わせてピッチがゆれています。
かなり手ごわいかんじです。
A-145 LFO
特に問題ありません。
A-118 Noise
聞いた感じ、red の出力が出ていないようにも感じますが、はっきりとわかりません。これは後ほど詳細に調査することにします。
A-138 Mixer
動きません。接触不良なのか回路が壊れているのか不明。
A-120 VCF1
特に問題ありません。
A-140 ADSR
MIDI/CV からのゲートを受け付けません。外部入力経由で動かすと動作します。
A-132 Dual VCA
特に問題ありません。
A-190 MIDI-CV
特に問題はみつかりません。
音は…
五度音階
- VCO – VCF – VCA – 1EG 構成
- VCO: レンジ+1 ノコギリ波、モジュレーションなし
- VCF: cutoff =0, CV2=8.5, resonance=5
- ADSR: Time Range=L, A=5, D=5, S=5, R=2
デモ曲
- VCO-VCF-VCA-1EG構成
- VCO: レンジ+1 ノコギリ波、モジュレーションなし
- VCF: cutoff =0, CV2=8, resonance=5
- ADSR: Time Range=L, A=4, D=7, S=5, R=2
ピッチがふらついているのは、LFOからの干渉のせいです。
まずはここから出発ということで...