最近、トランジスタラダーフィルタの実力をちょっと見直しています。
今まで組んでみた経験のあるフィルタはそれほど多くはなく
- トランジスタラダー (minimoog 回路のコピー – くろちゃんで使用)
- Korg35 タイプ (初期型 MS20 の回路を参考 – SX-150 で使用)
- 積分器を使った4-pole LPF (いわゆる Roland 型 – Analog2.0 で使用)
- SSM2044 (中身はトランジスタラダーに近いらしい – ブレッドボードで試験)
これぐらいであります。2044 は、やはりトランジスタラダーに似ていますが、それも含めて、トランジスタラダーは良い音がするのです。第一印象も良いですが、他の楽器とあわせてみると良さが出てくるのがトランジスタラダーです。(そういう意味では、Korg35 もかなり優秀ですが)
そんなことを、つらつら考えていたら、ほかにも、色々試してみたくなってきました。次はやはり、あの SSM2040 フィルタに挑戦したいところです。
SSM2040 のデータシートは alldatasheet.com から入手できます。
http://www.alldatasheet.com/datasheet-pdf/pdf/94000/ETC/SSM2040.html
そして、SSM 2040 クローンは、ドイツが本場
http://jhaible.heim.at/tonline_stuff/jh2040.gif
http://www.uni-bonn.de/~uzs159/rs2040.html
上記の回路をコピーすれば試験はできるのですが(実はもう基板まで作ってありますがが数年放置になってます)、どうして、これが2040なのか、かねてから疑問でした。そこで、もと特許を探してみたら、出てきました。
http://www.freepatentsonline.com/3969682.html
これとデータシートを見比べると、かなりのことがわかりそうです。インターネットありがたし。さっそくまずは勉強勉強です。
ところで、この特許の権利者は、Oberheim なのですね。知らなかった。
あと、こちらも要チェック
http://www.siliconbreakdown.com/msl/chip.html
特許は、番号まで分かったら、pat2pdfが便利ですよ。
http://www.pat2pdf.org/
2040の回路はどこで歪むかを考えてみると面白いです。
houshu さんコメントありがとうございます。
がんばってどこでひずむか考えてみます。