設計をしていると、EG や LFO 出力など、直流成分も重要な信号をバッファしたいケースによく出くわします。そのたびどうするか迷います。
頭の整理もかねて、よく使う方法をつらつら挙げてみることにします。
(これ、本家ネタだなー。本家相変わらず未整備です)
まず、真っ先に思いつく方法。
うーん、安全確実です。これで決まりなような気もします。しかし面白みはありません。また、出力を長く引き回すと発振しそうでやだなー、と思ったりします。では、他の方法はないでしょうか?
これは、当然入力より -0.6V ずれます。この誤差が許せるならこれで良いかと。が、許せるケースに会ったことは今のところないです。
今、キーボードの CV 出力にバッファを入れることを考えており(オペアンプ出力を直接引き回すのは気持ち悪いから)、そこでは、電圧の絶対値はあまり重要でないので使うかもしれません。
0.6V を相殺するために、時々こんな方法をとります。
これは調整いらずなところが長所ですが、2石になってしまうのがあまりスマートじゃありません。これも高精度は期待できません。が、期待する場合は黙ってオペアンプ使えばいいです。
この方法は音を通すのには使いたくないかな。特性を測ったことはありませんが気分的に。
まあこんな面倒なことせずに、高い精度のいらないときにはこれで十分な気もします。
最後の方法は間抜けなことに最近まで気づきませんでした。次回またDCバッファが必要そうなので、試してみようかしら、と思ってます。