自己融着テープ

MacBook Pro の 2013 年版のものが好きすぎて、新しい版はそんなに好きではないのもあって、無理やり延命措置しながら使い続けています。消耗するのは主に電池、壊れるのは主にスピーカーとキーボードですが、ACアダプタのケーブルもまたよく壊れます。ケーブルだけ交換がどうもうまく行かず壊れたらアダプタ全体を買い替えることになりますが、これが高いのです。そしてケーブルがまた壊れだしました。被覆が破れてしまい緑青なのか中から緑のものが出てきています。が、まだ断線はしていません。もう少し粘ってほしい。

と、いうことで、とりあえずビニールテープで補修しましたが、ビニールテープは時間がたつとノリがベタベタになって接着力を失ってしまい長い目で見ると良くありません。最初は良いんですけれどもね。コードをくるんで保護するなら、熱収縮チューブを使うのが良いのですが、ACアダプタの先端を乗り越えられないので今回は使えません。

こういう時どうしたら良いんかな、と以前ツイッターでぼやいたところ、接着剤で固めたら? とのアドバイスをいただきました。エポキシとかレジンとかゴム系とか紹介いただいたのですが、該当する接着剤がないかホームセンターのウェブページを眺めていると、「自己融着テープ」というものを見つけました。何やら興味をそそるネーミングです。調べてみたところ、テープ自体の接着力は弱いがテープ同士が融着するので巻き付けると強力に固定できるテープなのだとか。絶縁用テープとして有用とのこと。電気工事する人の間では常識なのかもしれませんがこんなものがあること知らんかったです。

面白そうなので接着剤をやる前にこっちを試してみようと、コーナンプロに行って買ってきました。10m 分 300円台でした。安い。

早速問題個所に巻いてみました。テープを少し伸ばしながら巻いて行くのがコツだそうです。厚手でかなりごわごわしているのでこれぐらい細い線にはやや巻きにくいです。これ以上細いと厳しそうです。もう少し薄いものがあったら弱電にはそっちが良いのかもしれません。

購入したテープは裏に弱い接着剤が塗ってありかろうじて止まっていますが、テープ同士の融着には時間がかかる模様。今は力をかけると簡単にはがれてしまいます。このまま何日か様子を見てみます。


そして、20日ほど経過しました。見た目は大きくは変わっていませんが、テープ同士の境目があいまいになっているように見えます。試しに引っ張ってみましたところ、取れません。見事に融着したようです。表面にべたつきもなくコードにしっかり巻き付いています。これは良い感じ!

テープ同士はくっつきますがコードにはくっついていません。テープが重なっていない部分ははがれかかっています。

ほころびからはがれていったら嫌なので重なりのない部分はハサミで切り落としました。テープ終端の処理がちょっと難しいですけれども、手軽にコードを補修できるのはありがたいです。とりあえずこれでまたしばらく様子を見ようと思います。別のコードの絶縁にも試してみましたが、使い勝手はとても良いです。

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