MIDI/CV の設計にあたって、ベロシティー信号をどうするかが一つ迷っている点です。ゲート信号とベロシティー信号を統合してしまえば信号線が一本節約できていいのですが、モジュールはその仕様に対応できるのか、今のところ同じような例を見かけたことがないので自分で実現性を確認しないといけません。
ベロシティーをどう使うかですけれども、エンベロープジェネレータの振幅を制御するのが何かと良い気がします。別系統で VCA を付けたりすると、ノート OFF 後にベロシティー信号が消えてしまいそれを記憶しておくには S/H 回路が必要になり、とおおごとになってしまいます。というわけで、できるのかどうかを Analog2.0 のエンベロープジェネレータ回路を土台にして検討してみました。
上の図は、ゲート OFF 時に 0V、ゲート ON 時に 6V を入力し、エンベロープジェネレータの最大振幅がゲート電圧と同じになるように設計した回路です。最小 1.5V ぐらいまでは動作しますがそれを下回ると動作が止まってしまう、振幅によってアタック時間が微妙に変わる、など懸念点はありますが、やれそうな気がしてきました。これだけ外付け部品が多いとエンベロープジェネレータ回路に 555 を使う意味がもうあまりありませんから後で一から設計し直すとして、MIDI/CV の設計は、ゲート信号にベロシティー情報も載せる方向で進めようと思います。