909クローン製作作業開始

電源モジュールの入った部品の到着が盛大に遅れていたのですがやっと届いたので製作作業開始です。

こちらがクローンのメイン基板、かなりの部品数でいきなり全部品載せるのはちょっと怖いのでモジュールごとに動作確認しながら作ってゆくことにします。

ということで最初に作るのは当然電源です。でも一つ注意点が。写真のとおりマイクロプロセッサが載っている状態で基板を譲っていただいたのですが、VCC に直結しているので電源「だけ」動作確認をするわけにはいきません。もうこれは腹をくくってマイクロプロセッサまわりの部品も載せてしまって、プロセッサの通電確認も一緒にすることにします。

以下が電源部の回路図です。ACアダプタからの単一電源を DC/DC コンバータ SUW60515 で 15V の正負電源に変換すると同時に、リニアレギュレータでマイクロプロセッサ用の 5V 電源を得るという構成になっています。このリニアレギュレータ、低ドロップタイプが指定されていてなんでだろうと思っていたのですが、この SUW60515 の入力電圧範囲が 4.5V – 9V、最大入力の 9V を入れても良いかもしれませんが普通はあまりぎりぎりのところは使わないので、それは避けるとして、他に入手しやすい電源電圧は 5V か 6V、5V では低すぎるので 6V ですが低ドロップタイプのリニアレギュレータを使わないと 5V 電源が得られないわけです。ここは設計時に色々考えたんだろうな、ということがうかがわれます。

無事に電源部とマイクロプロセッサの周辺を組んで通電確認。最初の緊張ポイントです。無事正しい電源電圧が取れ、マイクロプロセッサも無事に認識できました。十年の眠りから覚めて動くプロセッサ、ちょっと感傷的になります。

ファームウェアは書き込み済みですがソースコードは持っていないので、何か書き換えることになったら苦労する羽目になりそうです。まずはファームウェアをプロセッサから読みだしてバックアップとしてファイルに保存しました。もらった取説に「ヒューズビットがまだ設定されていません」とあり、指示に従ってヒューズビットを変更。まだプロセッサが認識されることを確認して今日はここまでです。

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