Analog2.0 の当初からの構想のひとつに、基板を規格化して、差し替え別バージョンも作ってしまおう、というものがありました。
そしてこれは、LFO の別バージョン、ディレイつきバージョンです。
実はもとバージョンを作るときに、基板の半分が余っていたのでその余り作っておいたまま、数ヶ月放置してあったものです。
やっと試用してみたので、使った感じをメモです。
ディレイは、簡易的な充放電回路に FET スイッチをつなげて実現しています。
もともとのバージョンはこんなです。
さて、別バージョンを使ってみての感想は、一言でいうと、まだ練れていない感じ。こんなところが気になりました。
- ディレイからの立ち上がりが急激すぎる。もっとふわーっと上がったほうが自然。
- ディレイ 0 に設定しても、立ち上がり時にふらっとする感じがある。ディレイの欲しくないときに気になりそう。
- 気のせいかもしれないが、なんとなく音がきつく神経質な感じになる。
MTM03 ではこの版で持ってゆく予定ですが、継続して改良が必要そうです。
例えば、現状は「スイッチ」方式で、ゲートが入ると OFF するようになっていますが、逆に「アッテネータ」方式で、ゲートが入るとONする(減衰する)ようにする、なんというのも試してみたいです。