シンセを作るとき、音の通り道にあるオペアンプを変えると、音の性格が変わります。Analog2.0 は、そういうことをテストするのにとても便利なプラットフォームで、時々気まぐれでオペアンプを差し替えたりして遊んでいます。Analog2.0 の初期試作では、全て TL072 が使われていましたが、あまり気に入らず、NJM4580 -> NJM5532 がメインと変遷していました。大分良くなりましたが、どうもなにか納得が行かず。昨日、ちょっとした問題回避のため、VCA の出力段だけ NJM4558 に差し替えてみました。そういえば、何故か使ったことがないな、と思いつつ、やってみたのですが、これが、良いのです。音の良し悪しは好みで言うしかありませんが、これは、かなり私の好みにぴったりです。音を言葉で言うのは難しいですが、輪郭がはっきりして、粘り気がついた感じです。
4558 は、あまりによくありすぎて、逆に試すのを忘れていたのでした。シアワセは目の前にあった、というお話。
それにしても、オペアンプ、奥が深いです。あなどれない。