ジッタをむりやり出してみたら?

オシレータの脱線ばなしこれが最後です。

よく噂になるオシレータのジッタを、積極的にかけてみると、どんな風になるでしょうか?というのが昔からとても気になっていたので試してみました。

主に通勤電車で検討したので、ブレッドボードでやるのは無理だったのでソフトでやりました。


こいつが検討に使ったきちゃないソースコードです。しかもライブラリが欠けているので、これだけでは追試もできない不親切なしろものです。

sample.cpp

どういうプログラムかというと、リセット型オシレータのシミュレーションをしてノコギリ波を発生する、というものです。コンパレータにあたる部分の基準に、ピンクノイズを混ぜてジッタを出します。色々試してみたところ、単音では今ひとつ効果がはっきりわからないか、ひどいノイズになってしまうかに二極化してしまったので、440Hz と 442Hz の二波形を混ぜてみました。

音は…
ノイズなし
ノイズ深さ200
ノイズ深さ300
ノイズ深さ400
ノイズ深さ800

うーん、どうでしょう。浅くかけるとちょっとデンキ臭さが抜けてやわらかい音になるような気が、私はしました。400まで行くとやりすぎ感があります。

ちなみに、50Hz の正弦波でジッタをかけると、以前「これはジッタが入りすぎでいや」と書いたテストオシレータの音にちょっと雰囲気が似てきます。テストオシレータではこんな露骨には入ってませんが。(ソフトでやってみたら浅く変調かけるのが意外と難しいんです)

結論は…結論は…うーん、よくわからんです。ジッタをほんのわずかかけると、ちょっと音がやわらかめになるかもよ。というところなんでしょうか。

えー、オシレータの話だんだんそれがどうした的な内容になってきてしまったので、こんなところで一旦話をたたんで実際の設計と製作にかかりたいと思います。

ジッタをむりやり出してみたら?」への4件のフィードバック

  1. houshu

    安西史孝さんのボイスブログで、Moog901と921の差は、他の音と重ねたときに分かる、と言っていたのを思い出しました。

    それにしても自分で実験しているのはすばらしいですね。尊敬です。

  2. r0r0

    面白いですね。
    僕も400行く手前でやめたほうがいいと思います。

    たとえばこれを単体で実現させるには、DSPとかじゃないと無理なんでしょか??

  3. genie

    >ジッタをほんのわずかかけると、ちょっと音がやわらかめになるかもよ。というところなんでしょうか。

    浅くかけるとプレゼンスが上がるというか、音の存在感が増すように感じますね。意欲的な実験と音ファイルのアップロードに感謝!

  4. gan

    皆さんコメントありがとうございます。

    分析してデータ化するところまではできていませんが、こうやってパラメータを振って聞き比べて見ると色々わかってきて面白いです。即設計に反映というわけには行きそうにないですが、そのうち役に立つかもしれません。

    このシミュレータをハード化するのも面白いですね。非常に単純な処理ですが、サンプリングレート44.1kHz では精度が足りず、700kHz ぐらいで計算しているので、もうちょっとアルゴリズムを工夫する必要はありそうです。

    存在感が増すというのは気が付きませんでした。それにしても人間の耳って不思議ですね。

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