電源を疑ってみる

ここまでの製作で、ずっと気になってきたことが一つあります。NG, VCA, VCF と、ひとまず動いた、音を通すモジュールがことごとくハムを拾っていることです。全モジュールが問題というと、ここはやはり電源の品質を疑いたくなります。電源がどれぐらいハムに寄与しているか、切り分けてみることにしました。ちなみに使っているのは、7812, 7906 を使った普通の安定化電源です。

【使ったもの】
– ノイズジェネレータ(ハム発生器)
– 電池 (きれいな電源発生用)
– いつも使っている電源装置
– オーディオアンプ

【切り分け方法】
以下の組み合わせで、ノイズジェネレータを鳴らしてみる
1. 電池 + NG
2. 電池 + NG, 近くで電源装置を使う
3. 電源装置 + NG

【結果】
1. 小 2. 小 3. 大

【考察】
– 電源装置の出力に微弱なリップルが乗っていると考えられる。
– 電磁誘導の影響はほとんどない。
– 電池を使ったハムは小であってゼロではないから、NG の設計・配線自体もあまりよくない。

【今後の方針】
– 電源装置は早いうちに作り直す。少なくとも、拾ったテレビから抜いたケミコンは、20年前の製作当時から年代ものだったので、もう使わないほうが良いだろう。
– 電源からのリップルを評価する方法を考える。(オシロスコープで十分?)
– ノイズジェネレータのハム対策も必要。以前復活時に多少は改善させたが、まだ不十分。

以上、なんだか学生実験のリポートみたいです。

4 Comments

  1. こんにちは。

    私はちょっと動いたらOK!としてしまいがちです。
    学生実験バリの愚直なプロットやレポートが重要だと感じる今日この頃です。

  2. gan

    コメントありがとうございます。切り分けやってみて技術のものはデータにするのがやっぱり大事だなーと思いました。精進して面白いデータをあげてゆけるようにしたいです。

  3. >- 電源からのリップルを評価する方法を考える。

    安直にはDC分をカットする適当なコンデンサーを電源出力にかまして、ジャンクスピーカーをドライブしてみるという手はどうでしょ。残留ハムがあればブーンって振動するかも。

  4. gan

    genie さんこんにちは。ハムが害なのはうるさいからなので、聞くという方法は直感的で良いですね。今とっている方法は電源の直流分をカットして交流分を増幅してオシロスコープで見ることですが、手間がかかるので、製作中に時々チェックには、スピーカでモニタする方法のほうが優れていそうです。

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