ノイズジェネレータに通電

平日は作業時間がほとんど取れないので週末にやったことを blog にまとめてゆくことにします。

さて、いよいよ基板に通電してゆきます。まずはノイズジェネレータから。変なモジュールからはじめますが、早く何か音を出したいもので。さっそく基板を調べて大雑把な構成を見てゆきます。


どうやらゲルマニウムダイオードに逆方向電圧をかけ、そこから出てきた雑音を増幅している模様。電源と出力のタップも見つかりました。でもおかしいです。ダイオードにプラス電圧をかける抵抗がついていません。どうやら調整中に製作中断した模様。調整のために VR をつけます。部品もいくつか取れてしまっているので、付け直しです。
あとはいくら眺めていても仕方がないので、えいっと通電します。おお、ノイズが出ました。どきどきしますが、まずは VR をいじって感じの良いところを決めます。

ng-calib.jpg
調整中…

位置を決めて、固定抵抗に置き換えです。大分音量がでかくなりました。

さて、これでひとまず動いたのですが、残念ながらかなり派手にハムが乗っています。
ホワイトノイズを聞いてみる。10秒[audio:http://synth-diy.up.seesaa.net/image/white20051115.mp3]
ピンクノイズを聞いてみる。10秒[audio:http://synth-diy.up.seesaa.net/image/pink20051115.mp3]
スペクトラムにもはっきり出ちゃってます。上がホワイトノイズで、下がピンクノイズです。
spectrum.png

さて、「ま、こんなもんでしょ」と見切りをつけて次に行くのも良いですが、もう少し粘ってハムを抑えてみたいきもします。次は基板を読んで回路図を起こしてみることにします。

(続く)

ノイズジェネレータに通電」への2件のフィードバック

  1. 所長

    ダイオード型ですか。私の場合ARP Odysseyのものをコピーしようと考えてます。トランジスタを使用したものですがよくノイズを出してくれることで有名?な2SC828を使います。この石はRolandの初期から中期にかけて使用されていました。

    本家のほうでEGの回路がありましたが4016を使用しているのを見るとVCEGではないかと思います。CA3080あたりものってませんか?

  2. gan

    少し基板を眺めてみましたが、元ねたの回路がどこからきているかわかりました。面白い回路です。もう少ししたらご紹介したいと思います。

    Odyssey の回路それらしきものを見つけました。(インターネットほんとに便利)シンプルで良さげですね。全体を通して部品点数の少なさは感心してしまいます。うまく設計されているのですね。

    VCEG というのは知らないのですが、Voltage Controled Envelope Generator ですか?これは自分で設計したものなのでそんなすごいものではないです。どんななんちゃって回路が出てくるか楽しみです。

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