ラズパイにはどの SD Card を使ったらいいの?
ソフトウェアを書く方は、「やーそれラズパイ買ってきてちゃちゃっとデモしちゃいましょうよ」というようなことを一度や二度は口にしたことがあるんじゃないでしょうか?僕はあります。でもいざやってみると、SD Card に乗ってるシステムって怖いんですよね。いつ飛んじゃうのかと。そして、近頃もラズパイで楽しく遊んでみようと思ったらやはりシステムが飛んでしまいました。まあただの設定ミスかもしれないんですけど。それで、本格的に遊んでみる前に、以前からかねての疑問「そもそもラズパイには何の SD Card を使ったらいいの?」についてまじめに取り組んでみました。
SD Card の規格、超わかりくくないですか?こんなのとか。
「え?class 10? V30? U3? A1? なにそれ?」と思ってしまいます。買うとき毎回です。
調べた結論から書いてしまうと僕の考えは「SD Card を使うなら A2 クラスが良い。ほかのあれこれは無視してOK」です。でも「むしろ SD Card は使わないで SSD を使った方がいい」とも思うんですけれども。なんでそう思うのか興味があったら続きを読んでいってください。
Raspberry Pi で DPDK は使えるみたい
前回の記事 Raspberry Pi で DPDK は使えるか? の続きです。いきなり始めたこの話題ですが、そもそも DPDK とは何でしょうか?Wikipedia の説明が良くまとまっていてわかりやすいです。Data Plane Development Kit の略で、データプレーンを扱うアプリケーションを書くためのライブラリです。
8/19 もうちょっと色々わかったので追記しました。
Raspberry Pi で DPDK が使えるか?
かなり以前に Raspberry Pi で DPDK を走らせようとして挫折したのですが
それから7年も経っているし、状況は変わっているでしょう。再挑戦してみます。
Raspberry Pi でヘッドレス Linux
さっと Linux で何かしたいというとき、何を使いますか?Docker を使えば手軽に環境が作れますが、一個のコンピュータとして使うには制約が多くてかえって面倒です。バーチャルマシンを使うのも良いと思います。でも、実体があった方が良いときにはやっぱり Raspberry Pi。ディスク代わりにマイクロ SD を使うので、マイクロ SD を差し替えてしまえば別のホストに早変わりするところなどほとんどバーチャルマシンです。さっと素早く何かしたいときに実に重宝します。ということで、いつも旅には二台のラズパイがお供してくれています。名前もついてますよ。たろ君とじろ君。
これらのラズパイは、ヘッドレスといって、普段はモニタなどにつながずに PC から SSH を使ってログインして使っています。いざというときにはモニタケーブルをつなげば直接操作できますがデスクトップ環境はインストールしないのでかなり不便です。ラズパイ自体はシンプルにしておいて不便なところはPC でサポートすると、結局僕にはその方が楽なためこのような使い方をしています。
そして今日もちょっと使う用があって、たろ君、出番ですよ...ん?電源を入れても反応がない?
AVR の EEPROM データが壊れるのを防ぐには
909クローンのファームウェアの開発中、eeprom に書き込んだリズムパタンが書き込んだ後に崩れる現象がまあまあ頻繁に発生して、最初はファームウェアのバグのせいかと思っていたのですが、バグにしてはどうにも発生場所がランダムだったり発生の契機が読めなかったりで、これはプロセッサの誤動作なのでは?と考え始め、発生条件をもっとよく調べてみたら、どうも電源を落として立ち上げると何の書き込みをしていなくてもちょいちょい壊れるらしい。そういうわけで何の問題でどう対策すれば良いのか調べました。
AVR の EEPROM 非同期書き込み関数
TR-909 クローンのシーケンスパタンは eeprom に書き込みますが、avr-libc ライブラリが提供している eeprom 関数には同期書き込みしかありません。
https://www.nongnu.org/avr-libc/user-manual/group__avr__eeprom.html
しかし、TR-909 クローンのファームウェアでは割り込みをほとんど使わずリアルタイム処理がなされていて、eeprom を同期書き込みすると書き込み中処理が止まってしまいます。これが様々な誤動作の原因になってしまうので、非同期書き込み関数を書きました。
Linear + Exponential V / I Converter
Thru-Zero Sawtooth Generator
Quadrature Trapezoid VCO その2
Quadrature Trapezoid VCO の続きです。Qadrature Trapezoid VCO は訳すと「直交台形波 VCO」みたいな感じです。元記事の回路図をこの記事に切り貼りするのはちょっとはばかられるので、解説、回路などは Donald さんの元記事を参照していただきたいですが、詳しい解説が書かれていてもそれでも難解な VCO なのでちょっと時間をかけて自分なりに理解してみました。この発振器、実に巧妙に設計されています。よく何もないところからこんな仕組みを思いついたなとすごく感心してしまいます。