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prophet-600 修理 (Repaired Prophet-600)
今朝のNHKラジオ朝一番でシンセサミットの様子が放送されたのですが、寝過ごして見事に聞き逃しました。とっても残念。
で、何をしていて寝過ごしたかというと、ずっと放置してあった故障品 prophet-600 を明け方まで修理してたんです。
症状は、A・B とあるオシレータのうち、A からのが時々音が出ないというもの。6系統ある音源のうち、一系統のオシレータ A が止まっているわけです。
実は、VCO チップ CEM3340 のうち一つが出力していないところまではすでに切り分けてありました。
今回は、チップが動いていない原因をもう少し調べるところから始まります。以下の手順で調べました。
1. まずは、鳴らないICをソケットから外して電源が正しく来ているかチェック。想定どおりの電圧が来ています。
2. まわりの回路を見ても特に劣化は見当たりません。はんだがはがれているような形跡もなし。本来ここは導通チェッカやテスターで詳しく調べるべきなのですが、ずぼらして見た目だけで「まわりは大丈夫」としてしまいます。(よいこはまねをしないようにね)
3. 再度チップを挿しなおします。回復せず。ICの足が接触不良を起こしている線はありません。
4. これは、おそらくチップが壊れたのでしょう、と判断し、ストックの CEM3340 と交換。直りました。
おまけ:基板写真
上段に横並びの6チップが CEM3340 です。一つだけ違う色なのが交換したものです。
ちょっとだけデモ音を録音しました。
え?なんで自作のシンセはデモを出さずに製品のを出すんだって?
えへへ
うーん、さすが。こういう音好きです。当面の目標にしようかしら。