Quadrature Trapezoid VCO その2

Quadrature Trapezoid VCO の続きです。Qadrature Trapezoid VCO は訳すと「直交台形波 VCO」みたいな感じです。元記事の回路図をこの記事に切り貼りするのはちょっとはばかられるので、解説、回路などは Donald さんの元記事を参照していただきたいですが、詳しい解説が書かれていてもそれでも難解な VCO なのでちょっと時間をかけて自分なりに理解してみました。この発振器、実に巧妙に設計されています。よく何もないところからこんな仕組みを思いついたなとすごく感心してしまいます。

CEM 3340 タイプの VCO その2

先日シミュレーションした CEM 3340 タイプの VCO ですが、スイッチング用 FET の片側を N チャンネルから P チャンネルに変えたら回路がずっと単純になるのでは?と気づき、やってみたところうまくゆくようで…

Quadrature Trapezoid VCO

VCO の再設計で一番やりたいことは、FM なのですが、アナログでやるのはかなり大変です。軽くかけるだけならアナログでも簡単にやれるのですが、ディジタル合成では簡単にできる「時間軸をさかのぼる」FM は、普通の伝統的な …

CEM 3340 タイプの VCO

今汎用の VCO を作ろうかなと考えています。Analog2.0 の VCO も汎用なので今まで実験などに使ってきたのですけれども、調整箇所が多いなど色々と直したい点があるので一から作り直してみようと考えているわけです。

普通に作るなら今まで通りリセット型の発振器にするのが素直ですけれども、CEM3340 のような三角波を発生する VCO もかねてから興味があったので検討してみました。実は CEM 3340、今は入手しようと思えば入手できてしまいます。数を作るならそれを素直に使うのが良いかもしれないのですが、電源が ±15V と指定されています。利便性を考えて ±10V の電源で設計しようと考えているのでこのプロジェクトでは使えません。残念。昇圧するという手もあることはあるのですけれどもね。

MIDI ジッタ

以前に、BOSS の DR-110 を改造して MIDI 信号を受けられるようにするというプロジェクトをじわじわやっていたのですが、 https://gaje.jp/2020/01/23/3682/ 実はもうとっくに音が…

減衰係数はどうやって計算すれば良いか?

ちょっと間違っているかもしれませんが後で見直すためのメモでもあります。 まず放電とかの減衰曲線の時定数の定義が何だったか忘れました。調べたら行き着くのは当然 Wikipedia、もとの値の約 37% ということで、なんで…

マイクロプロセッサでの減衰曲線の実装

前回、参照テーブルを使わずに減衰曲線を生成する方法を考察しましたが、その方法をマイクロプロセッサで試してみました。やはり一筋縄ではいかないようです。 実際のプログラムは記事に載せるには長すぎますが、関係のある部分を抜粋し…

指数関数曲線を固定小数点演算で求める

エンベロープジェネレータのプログラムですが、現状は指数関数テーブルを参照して出発点の値に時間ごとに減衰する指数関数を掛け合わせて減衰曲線を作っています。 https://github.com/naokiiwakami/v…