Pi フィルタ

MIDI/CV の動作確認をしていて気づいたのが、ディジタルノイズが盛大に CV に漏れてくることです。実験用の雑な配線で電源も USB ですから無理もないわけではありますが、MIDI/CV のアナログ系の回路の電源ノイ…

2SC1815 / 2SA1015 に近いトランジスタは?

Analog2.0 をリリースしてから10年を軽く超えてしまいました。もともと長い期間製作できることを願って設計したものですが、さすがにこれぐらい年数が経つと必要部品は今でも入手できるのだろうか?と不安になります。恥ずか…

MIDI デコーダ設計の進捗

MIDI デコーダの第0版の回路図を引きました。痛恨にもポルタメント機能を入れるのを忘れてしまったため大幅に変更が必要になりそうです。予定している機能は 2ボイス出力 ゲート出力にベロシティー情報を含める エクスプレッシ…

MIDI/CV 設計の進捗

欲しい仕様が収められるプロセッサは PSoC が第一候補だったのですが、PSoC5 LP に収まりそうなので当初の予定通りこれに決定、チップ CY8C5888LTI とこれを搭載したキット CY8KIT-059 がほぼ同…

ベロシティー対応エンベロープジェネレータ

MIDI/CV の設計にあたって、ベロシティー信号をどうするかが一つ迷っている点です。ゲート信号とベロシティー信号を統合してしまえば信号線が一本節約できていいのですが、モジュールはその仕様に対応できるのか、今のところ同じ…

MIDI/CV の設計

投稿に間が空いてしまいました。別件で忙しかったのですが、気を抜くとあっという間に数か月たってしまいます。恐ろしい。 夏から秋にかけてソフトウェアで遊んでいましたが、それは機を見て続きをやりますが、久しぶりにハードウェアに…

モールスリーダー Kraftwerk の Radioactivity を読む

Kraftwerk 好きの皆さんなら、モールス信号といえば、Radioactivity ですよね。はい実はあれのモールス信号が読みたくてこのプロジェクトをやったんですが。ちゃちゃっとはできなくて足元には深い沼が見え始めてます。ここまで使ってきたテスト信号はノイズが乗っているといってもせいぜい定常なホワイトノイズぐらい、それほど信号読み取りの邪魔にはなりませんでした。ですが Radioactivity は音楽です。この冒頭のところ、クリック音が入ってるし、コーラス風のコードが流れているし途中からベースも入ってくるし、モールス信号を拾うのは格段に難しそうです。

モールス信号のパタンを認識する その2 残された可能性の刈り取り

前回の記事では、モールス信号の読み取りに迷ったらどちらの可能性にも分岐する「多重世界線方式」を考えて実装したところ、その自信度で評価して一番上に正解が来るようになりました。しかし可能性をいくつも見せても仕方がないのでやはり一つを残して他は刈り取る必要があります。これが次の課題です。

モールス信号のパタンを認識する

前回の記事で、モールス信号読み取りプログラムの大枠を作って紹介しましたが、モールス信号のオンオフパタンの読み取りは原始的な方法でお茶を濁してしまいました。今回はそこを強化してみた、という記事です。

モールス符号の入力を実際に理解させるときに、大きく二つ問題があります。

  • 全く同一のタイミングで別の符号パタンが存在する
  • モールス信号は人手で叩くこともあり、タイミングは必ずしも正確ではない

全く同一のタイミングについては、例えばこのようなもの

******      ******      ******
Bash

これは、トンの長さが文字二個分と認識すると”T T T” になって正しいコードです。トンの長さを文字六個分と認識するとこれは “S” になってこれも正しいコードです(SOS の S です)。

モールス符号のタイミングのブレで読み取りが紛らわしい問題については、実際にテストパタンで経験したものでは例えば

*****      ***************      ***********   ******
Bash

これは P (.–.) のつもりですけれども三番目の信号が何かあいまいで L (.-..) とも読めてしまいます。他にも隙間があいまいで単なる信号の切れ目なのか文字の切れ目なのか判別がつけづらいという場合もありました。

モールス信号を読んでみる

ここ数日モールス符号のデコードアルゴリズムを書いていました。何故かというと、ラズパイでモールス信号の読み取り機ができるんだろうか?と突如疑問に思ったわけなんです。スマホが音声認識してしまう時代にモールス信号なんて、できても虚しいのでは?という自問に負けず、それでもやっぱりちゃんと機構を組んでメカメカしく動くものを作ると見えてくる物事の本質もあるはず。いやそんなメカちょっとみてみたい、と、復号化だけでなく信号を読むとこ全部やってみることにしたわけです。