超音波距離センサ HC-SR04 の中身

超音波距離センサ HC-SR04 はどうもたくさんのバリアントがあるようです。基本的な仕様は統一されているようなので、ただ使う分にはデータシートをどこからか拾ってきてその通りに使えば良いだけみたいですが、中身をもう少し知りたいと思うとやや苦労します。今回入手したものは、そのもののデータシートが見つからず、乗っているチップも刻印がなく、どんな回路でドライブしてるの?いやそもそもどっちがトランスデューサ?とはじめ全く何もわかりません。

でもこれ RCWL-9610A という謎の型番はヒントだよね?ということでこの型番を検索、どうもこの刻印のないプロセッサの型番のようです。メーカーも見つかりました製品ページもありました。よし解決…ってあれ?データシートが置いてありません。仕方がないのでデータシートを探してさらに検索検索…

結局データシートは見つかりませんでしたが、ブロックダイアグラムと推奨回路は見つかりました。

入手したセンサはこの推奨回路そのままのようです。この回路図から、センサの左側がレシーバ、右側がトランスデューサだとわかりました。レシーバが拾った信号は二段の増幅器を通してピン10に入るので、波形の観測はピン10から行いましたが、ここにはテスト端子がついていました。まあそうだよね。なお、プロセッサの挙動をファームウェアで変えることはできないようです。それもまあそうだろうとは思っていましたけれども。どんな内部処理をしているかは詳しくはわからずじまいです。まあでもトランシーバ周りの回路はどんな風に組めば良いかなどわかり、十分有益な情報でした。

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