Chuck さんの blog の製作記事に導通チェッカーがあり、比較してみると、私の導通チェッカー設計に色々と問題があることに気づきました。特に気になるのが、
– 感度が高すぎる。2kΩぐらいで反応。これだと基板上の部品の影響で誤動作してしまう
– 逆流保護措置がとられていない
2点目は私の使い方に限定すればあまり問題にならなさそうなので、1点目だけ改善することにしました。
Chuck さんの導通チェッカーのオリジナル回路はこちら
http://www.oct.zaq.ne.jp/i-garage/tool/bzz4a.htm
アクト電子の導通チェッカーは 10Ωで反応、逆流保護回路がついているという優れものですが、オペアンプと半固定抵抗を使っているので冶具スク用にコピーするのは少し苦しいです。で、私は以下のような回路にしてみました。
これで、約50Ωで反応です。あらためて眺めてみて、R1 をもっと大きくすると感度を落とせることに今気づきました。うーん修正めんどくさい。今回設計はブレッドボード上でやるというまた悪い癖を出しましたが、やはり設計は紙の上で回路図を書いてやるのが基本ということを痛感します。
アクト電子の回路と比べると消費電流が大きいはずで電池の持ちが悪そうなのが悔しいですが、半固定抵抗を使わないというしばりとコンパレータが R2R でないということを乗り越えられない私の設計ウデの限界です。
作動増幅器の配線をシンプルにするため Q2 は裏返しでとりつけられています。ジャンパ線も数本使いました。
あと、前回の実装は厚すぎてふたの閉まりが悪かったので、以下の措置をとりました。
– 電池ケースをより薄いものに交換
– 圧電スピーカを解体(結局やっちゃった)
圧電スピーカは解体したら音量が激減しました。簡単なケースに見えますが、いろいろと工夫されていたのですね。やはりスピーカ解体は両刃の剣でした。
作業しだすと面白く夢中になってしまいますが、冶具でがんばりすぎると本末転倒感が増してくるのでこれぐらいで終わりにしときます (R1 交換はやってしまいそうですが)。
R1をでかく < 端子間電圧が 0.6V を超えかねないのでやめときます。50Ωならたいてい困らないでしょう。
導通チェッカー、注目いただきありがとうございます。
居酒屋ガレージ店主さんはじめまして。勝手に引用失礼いたしました。紹介されている自作ツール、他にも大声トライアルなど遊び心いっぱいの作品ばかりで楽しく拝見させていただきました。
いえいえ。
あれこれ作っていただくためにデータを公開しているのですから・・・。
出来上がりは異なっても、製作過程で参考にしていただいたとあれば発表した甲斐があるというものです。
居酒屋ガレージ日記のほうからリンクさせていただきますね。
今後ともよろしくです。