「ホームセンター素材で改造」
アイデア第三弾です。
またずるをしてしまいました。パソコン用のCPUファンを使ってます。
デモがひどくてすみません。でもなかなか面白い音になるでしょう?
<紙コップの加工>
音を通すため、紙コップの底を抜いてしまいます。
上側は、音が横方向に出るように工夫して加工します。
この作例では、紙コップを斜めに切って、口の上にボール紙で作った反射板を取り付けました。
下の写真で雰囲気が伝わるでしょうか?
<CPUファンへの取り付け>
CPUファンの羽根に紙コップの底を接着します。
この作例では、接着にホットボンドを使っています。
少しむずかしめだったので、両面テープなどを使っても良いかもしれません。
<CPUファンの本体への固定>
これは単純にビニールテープを使いました。
<電源は?>
当たり前ですが、CPUファンをまわすには電源が必要です。
CPUファンの定格の電源電圧は、普通は12V です。
でも、ここではあえて6Vにして回転をゆっくりにしています。
6V電源は乾電池直列4本です。シンセ本体からとることもできます。
<材料>
紙コップロータリーは、ドップラー効果・コーラス効果・トレモロ効果のあわせ技で独特の効果を得ています。 基本原理は、レスリースピーカーと同じです。
ドップラー効果は、近づく音源は音が高くなり、遠ざかる音源は低くなるという効果です。
救急車の通過でよく体験しますね。
ロータリーを回すと、ドップラー効果で音がゆれたようになります。
コーラス効果は、ピッチがわずかにずれた音を重ねると音に厚みが出る効果です。
ドップラー効果の結果揺れた音と原音が混ざり合って得られます。
トレモロ効果は、音量が周期的に増減する効果です。
コップの穴が片側に横向きなので得られます。
(この改造は、「シンセサイザークロニクル」本誌でも紹介されています。本誌では、紙コップの加工がさらに工夫されています。お楽しみに。)