Analog2.0 > 作品の紹介・製作情報

タカチのサブラックを使ったモジュール

(1/2) > >>

casiotone401:
タカチのサブラックシステムを使ってモジュールを幾つか作ってみたので、個人的な製作方法をまとめておきます。

Doepferとかで使われてるのはEurorackという規格で縦が3Uなんですけど、それと互換性がありそうなのがタカチのサブラックシリーズ。
http://www.takachi-el.co.jp/data/catalog/catalog1102.html

で、NS型サブラックというのがシンプルなんですけど結構高いです。どうしようか迷ってたんですけど、このサブラックシステムは
パーツごとに部材を単品販売してくれているので、必要なものだけ購入してそれを組み合わせて作ってみることに。

今回つくってみたのはコレ。


個人的な事情で前に作ったASM-2から電源を引っ張ることにしていて、レギュレーターに余り負担を掛けたくなかったんで
とりあえず奥行200mmのハーフラックで作ってます。

購入した部材はまず側板がNSS型側板のNSS-133-20というやつ。この側板は200mm~370mmまでサイズが4段階で選べて2枚セット。
http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/09-42.pdf

次にパネルを止めるフロントレールで、FFR-N型フロントレールというのが使えます。
僕の場合ハーフラックで作るので幅が約220mmのFFR-22N。ハーフラックで無ければFFR-43N。コレを上下2本。
http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/09-43.pdf

パネルを止めるのはネジなんですけど、フロントレールにはネジ穴が掘ってません。なので、バーナットをフロントレールに差し込んで使います。
これは、フロントレール買わなくても普通の六角ナットとかでも止められたりするんですけどバーナットの方がラクかも。
これは、サイズが4種類あってネジ穴のサイズと幅で選べます。ちょっとポイントがあって、後述するフロントパネルに付属するネジが
2.5mmになっているので、ココは2.5mmのバーナットを購入した方が、ネジを買い直さないでいいみたい。コレを上下2本。
http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/09-46.pdf

とりあえずこれで簡易的なんだけどケースというか枠ができます。ただ、上下はカバーもないしスカスカなんで僕の場合
下側に側板の余ったネジ穴を利用して木の板を止めてあります。今回作ったモジュールはパネルに固定しているものでは
なかったんで、基板はこの木板に固定するようになってます。
最小構成にしたんでちょっと今回は確かめてないんですけど、上下にカバーが欲しい場合も部材の組み合わせでできるみたいだし、
ラック自体を木枠で囲んでしまって固定してそれでカバーにしてしまう方法もあります。

次にパネルなんですけど、FP型アルマイトフロントパネルというのを使ってます。
http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/09-65.pdf

DFP型導通フロントパネルというのもあるんですけど裏面が導通してるかどうかの違いだけぽいです。微妙な値段ですけどFP型の方が安い。
サイズは色々揃ってるんで、作りたいモジュールのレイアウトと、制作したラック枠のサイズの余白に気をつけて選択すれば良いです。

あと、組み立てても上手くパネルが導通して無くなりがちで、音声信号が通るボリュームとかノイズを拾わないようにパネルが
アースに落ちてるかチェックしておいた方がイイっす。



パネルの文字印刷はインクジェットで印刷出来るシールに印刷した後クリアのラッカーを吹いて、それを貼る方法でやりました。
穴あけ用と2つずつ印刷してやってます。
パネルのレイアウトは上下にネジ穴があるのと、フロントレールと干渉する部分があるので結構狭いのでそこを気を付けると良いです。

Chuck:

--- 引用元:: casiotone401 より 1月 02, 2011, 01:02:25 pm ---タカチのサブラックシステムを使ってモジュールを幾つか作ってみたので、個人的な製作方法をまとめておきます。

--- End quote ---

私もタカチのサブラックを利用しました。
今はないのですが、タカチのFSシリーズを使いました。後継がNSシリーズなのだと思います。
casiotone401さんと同様に部品で取って組み立てましたが、奥行きを、Gatorのシャロー型のミキサケースに収めるべく、150mm程度に抑える必要があったためにサイドパネルはそれに合わせて東急ハンズでカット&穴あけしてもらいました。
サイド以外で購入したのは以下の部品でした。部品単位では現行のようですね。casiotone401さんと被る部品もあります。
バーナットは3mm穴のものにしてビスの選択肢を広げました(かっこいいキャップネジを使いたかったとかそういう理由)。しかし3mmビスの場合はFPパネルに付属のプラスティック・スリーブの穴を広げる加工が必要になってしまいました。


* FP133-51
* FFR-43N
* FRM-133
* BN43-M3
* M-222S
サブラックはDoepfer互換なはずですが、Doepfer A-100 モジュールを持っていないのでマウントしてみたことはありません。

パネルには同じくFPパネルを使っています。5Uでシンセを作っていたときはパネル面に余裕があったのでシャーシをつけていましたが、3Uでは上手く配置しないと狭いです。基板の固定は以下の3通りを内容に応じて使い分けています。

* Analog2.0のように基板を可変抵抗器のパネル共締めで固定する方法
* 基板にはんだづけしたCliff のφ3.5ジャックをパネルに固定する方法
* 基板ホルダーをパネルに固定する方法 http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/09-72.pdf
パネルの仕上げは、下地→ラッカー→インスタントレタリング文字→アクリルクリア(水性) のオーソドックスな方法でやっています。生産性が高いとは言えません…

casiotone401:

--- 引用元:: Chuck より 1月 06, 2011, 02:31:37 pm ---しかし3mmビスの場合はFPパネルに付属のプラスティック・スリーブの穴を広げる加工が必要になってしまいました。

--- End quote ---

ああ、そうでした。プラスティック・スリーブは2.5mm仕様でしたね。
ちょと調べたらDoepferのモジュールのマウントネジはどうも3.5mmぽいので、
http://www.analoguehaven.com/doepfer/screws/
もしDoepferのモジュールを追加する場合、2.5mmだとプラスティック・スリーブがないと
ちょっとパネルのネジ穴が大きくてガタつくかもしれないです。

写真のリンクが外れてたんでこのリンクを参考にしてください。
http://casiotone401.tumblr.com/post/2369970728/asr-serge-vcs-synthacon-vcf-mixer

あと、パネルとは関係ないんですけど3.5mmのカラフルなパッチケーブルはココで購入しました。
http://www.adinfinitummusic.com/PC35mm.html
FiveGとかで買うよりも送料があるけど安いし対応も早かったです。

Gan:
詳しい情報ありがとうございます。
サブラック実装は私も挑戦したいと思います。
ちょっとずるして一台目は Doepfer のものを譲ってもらっちゃいましたが、
ラック二台目からはタカチので行きたいと考えてます。

casiotone401:
タカチのサブラックを使ったモジュールの作成についてちょとノウハウがたまってきたので、Analog2.0をテーマにEurorackで作ると
どうなるかブログを作ってまとめてみました。実際には作ってないのでアレですけど、色々と参考になれば。

http://gtbts.tumblr.com/

ナビゲーション

[0] メッセージ一覧

[#]

Go to full version