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Gan

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可変抵抗について
« 投稿日:: 12月 09, 2009, 10:01:45 pm »
製作者の方から、可変抵抗はどこで入手したらよいかよくご質問をいただくので、概略をまとめました。

Analog2.0 ver.2 で前提にしているボリューム
Analog2.0 ver.2 は、Panasonic EVUEJ http://www.panasonic.com/industrial/components/pdf/AOK0000CE4.pdf
というボリュームを使うことを前提に設計されています。

このボリュームは、秋葉原の店舗ではおそらく売られていません。
Analog2.0 のページから頒布してはいるのですが、それ以外ではちょっと入手しづらいかもしれません。
なぜこんなボリュームを選んだかというと、強度のためです。
Analog2.0 の設計では、基板は、ボリュームを使ってパネルに固定しているので、ボリュームの足に機械的ストレスがかかります。
実際、ver.1 では、違うタイプのボリュームを使っていましたが、使っているうちに一箇所足が折れてしまいました。
ストレスを軽減するために、ツメを使って基板に固定するタイプを選定しました。

ver.1 で使われた、後述の ALPS のボリュームを使うことも可能ではあります。ただし、以下の点に注意してください。
  • ver.1 で使われたボリュームは、パネルに取り付けるブッシング(クビ)の部分が 7mm 径です。ver.2 のボリュームは 9mm 径です。パネルの設計もおのおのに合わせて異なっています。パネルとの適合性に注意してください。
  • ver.1 のボリュームは固定ツメがない分機械的ストレスに弱いです。基板を固定する補助の方法を検討したほうが安全かもしれません。

Analog2.0 ver.1 で前提にしているボリューム
Analog2.0 ver.1 では、いわゆる「アルプスの緑」のものを使っています。
このあたり http://www.alps.com/WebObjects/catalog.woa/J/HTML/Potentiometer/RotaryPotentiometers/RK097/RK097_list.html
このボリュームは、秋葉原のあちこちの店舗で販売されていて入手しやすいのですが、
ver.1 の設計ですとボリュームのリード線だけで基板に固定することになり、
取り扱いに少し気を使わないといけません。

入手しやすさをとるか、強度をとるかでボリュームの選定が分かれると思います。