皆さんのご意見募集です。
VCF の基板について、作りにくかった点や改良の要望がありましたら良かったらお教えくださるとうれしいです。
Analog2.0 で使われているトランジスタ 2SC1815 と 2SA1015 がもうすぐディスコンになります。
しばらくは流通すると予想されるのですぐに入手できなくなることはないと考えていますが、そろそろ準備しておこう、ということで
基板のパタン更新を始めました。今 VCF 基板の作業をしています。
ねらいは、まだ当分入手可能だと思われる 2N3904 / 2N3906 も使える基板に直すことです。
2SC1815 と 2N3904 はピンの配置が違います。2SC1815 は ECB 配列ですが、2N3904 は EBC 配列です。
基板の更新はなかなかできないので、良い機会ですから改良点なども盛り込みたいと考えています。
そこで、製作にあたって作りにくかった点や機能的に増やして欲しかった点などあればお教えくださるととてもうれしいです。
とはいえ書籍をベースにすることは変わらないので大きな変更はかけられないのですが。
(http://gaje.jp/blog/wp-content/uploads/2012/04/filter.png)
お久しぶりです。
Analog2.0 の VCF回路は私の実装での改造ポイントは、
- 信号本線系の電解コンデンサをタンタルに変更
- 使用オペアンプの吟味
ぐらいでした。元回路がよく練られていて完成度が高いと思います。
今回基板を書き換えられるということで、思いつきレベルのものと、切実なものとでアイディアをふたつ。
思いつきのものは;
同一基板でダイオードラダーも実装できるような基板にならないかなというものです。ECBとEBCのような足だけでなくCの値が変わってくると思うので検討は面倒かと思いますが...
切実なものは;
ハシゴのCのランドを2サイズぐらいマウントできるようにパターニングがなされるといいかも、というものです。
一昨年ニッセイ電機が倒産(その後買収されましたが)した前後から足つき部品コンデンサの入手に苦労するようになりました。
AF帯域の値は、秋葉原じゅう歩いて目的の定数がなかったり、あっても700V耐圧品でバカでかかったりといった経験を多数しています。通販でも種別によってはE6は無理でE3系列ならなんとか、みたいな。
Ganさんの問題意識とミートしたらご検討いただければ、と思います。
Chuck さんお久しぶりです。お返事遅くなりました。
ダイオードラダーへの対応、面白いですね。ちょっと検討してみようと思います。レゾナンスの帰還部分がそのまま使えるかどうかが気になるところですね。
ハシゴCのランドを2パタンぐらいというのは、現状の広い間隔と、5mm ぐらいの狭い間隔のものを用意するといようなイメージでしょうか?
あるいは現状のものともっと広いもの?
基板をダイオードラダーに改造できるようなオプションをつけてみました。
まだ回路検討もしていないのですが、ランドだけ用意したから改造方法は皆で考えてね。というのも楽しそうですね!
(http://gaje.jp/blog/wp-content/uploads/2012/04/vcf_diode_radder_option.png)
アイデアくださった Chuck さんありがとうございます
もう一点、出力バッファがあったほうがいいな、というご意見もあり
出力にエミッタフォロワ回路を入れられるランドを追加しました。
これはもう、どうやって入れるかは、解読してみてください!
(http://gaje.jp/blog/wp-content/uploads/2012/04/vcf_output_buffer.png)
こちらのアイデアは、Casiotone401さんからです。ありがとうございます!
エミッタフォロワのバッファを入れました。これで、安定してレゾナンスで発振するようになりました。
これが解答の一例だと思います。使用したのは、2SC1815、1kΩの抵抗を 2本(1本はエミッタ抵抗、もう 1本は出力保護)、そして従来の 100μF コンデンサを取り外して、新しく出力カップリング用に 100μF を入れました。
(http://micon.arrow.jp/uploads/files/10606175_627960563989973_4674601666692849438_n.jpg)
画像のリンクが切れていたので修正しました。
改造を試していただきありがとうございます。VCF の出力にはバッファが入っていないので出力側につなぐものからの干渉が入ってしまうのです。
エミッタフォロワを入れるとぐっと使いやすくなると思います。