LFOはご存知のとおり揺らす人ですが、出力だけじゃなくて電源も揺らしてしまいます。
きちんと解析してないのですが揺れにともなってLFOモジュールの消費電流が変わるのですね。
これがVCOに干渉して、気をつけないとモジュレーションをかけていないのにVCOが揺れてしまう、ということになってしまいます。
組み立て上は、ライフラインを 電源→VCO→LFO... という順序で引けば、気になる、というほどひどいことにはなりません。
逆に 電源→ ... → LFO → VCO と引くと、これは「おや?」と思うぐらい干渉をうけることになるかもしれません。
設計上いくつかのことが気になりました。
- 電源のラインが弱い
ライフラインの実体はフラットケーブルなわけですが、フラットケーブルの内部抵抗はけっこう大きく電源の供給にはあまり向かない、ということかもしれません。 - オペアンプってそんなに電流使うの?
おそらく、コンパレータが逆転すると消費電流が変わるのでは?と想像しているのですが、一度解析してみたいところです。実は Doepfer も同じ問題を抱えていて、Doepfer も 07x 系の親戚の 06x 系のオペアンプを使っています。0[67]? 系特有の問題なのかなとちょっと思ったりもします。オペアンプを低消費電力型のものに変えたら直った、ということがあれば一番楽ちんでうれしいのですけれどもね。 - そもそも電源変動で揺れちゃうVCOってどうなの?
私はいいと思ってるんですですけれども。程度しだいではあると思います。おそらく敏感なのは、アンチログ回路のリファレンス電圧を電源からじかに取っているのが主原因だと予想しています。ここを強化すればもっと安定するかもしれません。でも、安定させすぎるとせっかくアナログにしたのに...となりかねないので、作る人の考え方しだいなのかなと思います。
こういうことって思ってもすぐに忘れちゃうのでメモっておきました。