月別アーカイブ: 2009年5月

ルーティング基板

Analog2.0 は、モジュラーとはいえ、内部ルーティングがしてあって、パッチングしなくても音が出るようにできています。

そのせいで、裏側の配線はかなりごちゃごちゃです。せっかく色んなところを規格化しても、煩雑な配線作業から解放されるわけではありません。

と、いうことで、次の筐体では、ルーティング基板を使います。これで、多少なりとも配線が簡単になると良いのですが。

必要な基板サイズがかなり大きくなってしまうため、左右に二分割しました。これがなければ設計は色んなところがぐっと簡単になるのですが、大きな基板は製作でてこずります。今回使った 200mm x 100mm の基板ですら、焼付け、現像、エッチングどこの工程でも問題起きました。まあ、主に用具の問題なので、技術的に難しい、というわけではないのですが。

nanoKEY (なんちゃって)スタンダロン化はどうなったか?

すみません。飽きてやめたとか、行き詰まって断念とか、そういうんじゃないんです。

どうしても先にやらなくてはいけない別のことが立て込んでいて、プロジェクトがとまってるだけです。

多分6月ぐらいから再開予定です。

なにもかもどうにも手が遅くてすみません。

夜の音

ちょっと思うところあって、これからはシンセと関係ない日記的な話もブログに書いてゆこうかなと思います。

以前は、電車で移動するときには、iPod で音楽を聴きっぱなしでした。これは、駅や電車内での大音量拡声アナウンスが苦手なので耳栓代わりだったのですが、iPod が壊れたのを機にこの半年ぐらい電車の中や歩きながら音楽を聴かなくなりました。

最初は退屈するかと思ったのですが、意外とそうでもないです。
道を歩くときは結構色んな音が聞こえて楽しいです。

特に秀逸なのは夜です。あまり音がしないのが夜の音だというか。風で木がそよぐ音などがはっきりきこえて、それがすごくなまめかしかったり、ひとさまの家の前を通るときに、子供の歓声が遠く聞こえてきたり、音楽じゃなくても音は楽しめるのだな~とよく思います。

夜聞こえる好きな音、風がそよぐ音、遠くで電車の走る音、流しを使って水を流している音、時々聞こえる近隣の話し声、カエルの鳴き声。

Arduino の威力

楽器の話ではないのですが

ちょっと思いついたことがあり、イーサつきのマイコン環境が欲しくなり、調べたところ Arduino をベースにして、そこにイーサネットシールドなるものをとりつけると実現できるようです。

http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=35003

http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=35002

こんな感じになるらしいです。

これでフリーのソフトウェアライブラリがついて、1万円でお釣りがきます。同等なものを自分で作ろうとすると同じコストではかなり無理な気がします。しかも何ヶ月もかかるはず。

Arduino のなにがすごいかやっとわかりました。私はにぶいですね。Arduino 始めた人は、こうなることをはじめから見越していたのでしょうか。そうだとすると、驚きです。

Analog2.0 LFO の別バージョン

Analog2.0 の当初からの構想のひとつに、基板を規格化して、差し替え別バージョンも作ってしまおう、というものがありました。

そしてこれは、LFO の別バージョン、ディレイつきバージョンです。
実はもとバージョンを作るときに、基板の半分が余っていたのでその余り作っておいたまま、数ヶ月放置してあったものです。
やっと試用してみたので、使った感じをメモです。

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Make Tokyo Meeting 03

http://jp.makezine.com/blog/2009/05/mtm03.html

今回は Gaje からも出品いたします。Analog2.0 の展示・デモがメインです。
その他、Make にふさわしいガジェットをかき集めて出品します。

そして、今、Analog2.0 筐体を一から作り直しています。間に合うかなあ?

Make: Japan ブログで、Open Reel Ensemble の後ろにひっそりと紹介されていました。

http://jp.makezine.com/blog/2009/05/mtm03_maker_2.html

ところで、Open Reel Ensemble、すごいですよ。
て、もうすでにかなり有名なのかな?
鳴らしたい音があってそれにあわせてどんどんものを作ってゆく感じ。
いい音楽が出てきます。

Analog2.0 パネルマイナーチェンジ・DXF化

Make: Tokyo ミーティング向けに、Analog2.0 のパネルをマイナーチェンジしました。はてさて間に合うのか。どきどきです。

ついでというか必要に駆られてというか、パネルデザインを dxf 化しました。Analog2.0 のパネル設計に使っている FrontPanelDesigner というソフトの製品版を買えば楽勝でできるそうですが、フリー版だとかなり面倒です。が、道筋はできました。たいてい半年もするとやり方を忘れてしまうのでここにメモしときます。

FrontPanelDesigner -> Primo PDF で PDF プリント -> CAD-KAS PDF2DXF を使って DXF 変換 -> LilliCad で整形・レイヤ付け

dxf を使ったほうがなにかと良いことが多いので、今後は製図 CAD ソフトを使って直接出力もいいかもしれません。が、CAD は使い方を覚えるまでえらく苦労するのだよなあ...


試作機

忙しく作業している割にアップできる進捗があまりない近頃ですが、
久々にちょっとした試作機を一台作りました。

え?楽器っぽくない?ええ、楽器じゃありません。音つながりではありますが。

外付け部品はほとんどなし。製作時間の99% がソフトウェア書きです。