手回しシーケンサーです。「ホームセンター素材で改造」アイデア第一弾です。
でも、残念ながら導電ゴムを使ってしまいました。
導電ゴムはホームセンターではあまり売っていません。
内側の発泡スチロールのドラムが回転します。
黒い帯は、導電ゴムです。シンセでいうと、カーボンのパネルにあたります。シンセのカーボンが16本並んでいるのと同じような状態です。
導電ゴムの両脇には、真鍮板で作った帯が巻いてあります。これにブラシを当てて給電します。
ふろくシンセのタッチペンにあたるのは、導電ゴムに刺さっている画びょうです。 これにリード線がはんだ付けしてあり、一番右側の電極につながっています。この電極とあたるブラシは、シンセのタッチペンにつないでおきます。ドラムが回転して、ブラシが電極に当たると、音が出る仕組みです。
もちろん画びょうを刺す位置を変えるとピッチも変わります。
と、ごちゃごちゃ書かなくても写真を見ればわかりそうな単純な作りです。
演奏は難しいです。なかなか一定スピードでまわせません。
まあその、性能については目をつぶってください。
ちなみに、画びょうが赤と青なのは、もちろん Minimoog を意識しています。
製作日数 : 2日 材料 - 発泡スチロールの円筒 - 導電ゴム - 真鍮の棒 (3mm ぐらい) - アクリル板 - 画びょう 赤8個、青8個 - リード線 16本 - 真鍮板 0.2mm - 真鍮板 0.1mm (導電ゴム両端の帯) - 鋲 多数 ※最新版は、ブラシにリン青銅板 0.1mm を使っています。写真とデモは改定前の版です。
なお、masa921 さんと takeda さんのページで、「ちゃんとしたアナログシーケンサー」が紹介されています。
(この改造は、「シンセサイザークロニクル」本誌でも紹介されています。)